本シンポジウムは、日本地域経済学会 第36回 大阪大会にて下記のとおり開催します。
日本中小企業学会会員も登壇します。
日時:2024年12月7日(土)13:00~16:00
会場:大阪公立大学杉本キャンパス1号館128教室
https://www.omu.ac.jp/about/campus/sugimoto/index.html
入場:無料
テーマ:大阪の産業集積、町工場のアップデート
企画趣旨:
大阪市を含む東部大阪地域は、大都市型産業集積を形成し、モノづくりの町として知られている。例えば、
東大阪市では、「歯ブラシから人工衛星まで」といったキャッチフレーズにもあるように、自動車や家電製
品の部品製造から、伸線、鋲螺、皮革製品、歯ブラシ、家具製品といった地場産業製品まで、実に多様な製
品の製造や加工を手掛けている。そのため、これまでに多くの調査研究が行われてきた地域でもある。
経済のグローバル化の進展は、産業集積地に大きなインパクトをもたらしてきた。産業集積の縮小、住工
混在問題の深刻化に加え、近年では担い手である中小企業の高齢化、後継者不足、労働力不足にも対応を迫
られている。他方で、地域社会において中小企業が果たしている役割にも注目が当たるなか、町工場、モノ
づくりの魅力を発信するオープンファクトリーや、職業観の醸成を企図した企業と自治体等が連携した取り
組みも増えている。本シンポジウムを、多様なものづくり地域としての大阪にスポットを当て、現代の産業
集積やモノづくり中小企業の魅力や可能性を再確認する時間にしてみたい。
パネリスト:粂野 博行(大阪商業大学 教授)
本多 哲夫(大阪公立大学 教授)&大阪公立大学 劇団カオス
浦搪 弘太郎(東大阪市都市魅力産業スポーツ部 ものづくり支援室 室次長)
松井 大祐(ダイ精工 代表取締役)
コーディネーター:大貝 健二(北海学園大学 教授)
問い合わせ先:北海学園大学経済学部 大貝健二研究室 011-841-1161(内2632) ogai@hgu.jp